![]() 最初に上がった瀬。多分、名はない。 木っ端クロも居なかった。 |
蓋井島のデカクロ情報があちこちから入っていた。 心穏やかはではない。そして海も荒れ続けていた。 ようやく凪そうな予報に釣行を決める。ワクワク♪ 2日前の予報は波1.5m。 前日の予報は2m。 前日夕方の予報は2m→2.5m。おいおい! 春日丸(0832−86−5980)のおかあさんに電話を入れる。 出港を予定しているが朝になっての中止もあるらしい。 そんなにシケてんの?ヤダなぁ〜。 9時前に吉母港に着くと10人以上のお客さんがいる。 キャビンに横になるが大きくピッチング。うねっとるな。 島に到着すると東側の角ヶ崎一帯は先客で埋まっていた。 先ず、「石碑」周辺に3人降ろした後、北に向かう。 北からのうねりに北周りの瀬付けをあきらめ、南方向に戻って行く。 「あぁ〜あ、終った。」デカクロの可能性は薄くなっちゃったよ。 って事で、誰も降りたがらない瀬に上がった。ここはどこっ!? ベラ、ベラ、ベラ、フグ、フグ、フグ、ベラ、フグ、フグ、フグ・・・ 「もう、やだぁーーーーーーーーー!」 お昼頃の瀬替わり便に乗り「どっかある?」と聞いてみる。 「・・・・・ないやろうねえ。」瀬替り組み4人。むむぅ。 最北の大威瀬に着くと残り3人。 「3人でここに上がるか?」と船長が言う。 わし、「怖いヶ行かん」。で、ヘタレを残して2人は上がった。 西に廻ってすぐの泉水鼻に上礁。何で空いてんのー?? 瀬の沖向きは波しぶきが上がり濡れている。 時には波が北から南へ瀬の前側を舐めて行く。 安全な南向きの奥に釣り座を取った。 北からの風にラインが大きくはらみワンドに持って行かれる。 やや重めの仕掛けに変更して、少しでもポイントに入っている時間を長く取るよう努めると、手の平グロが食ってくる。 浅棚で食っているので、固定に変更。 足裏も混ざり始めた。二匹に1匹をキープする。 少しは持って帰らんと、稼ぎが悪いと嫁に叱られそうだからねっ。 夕マヅメの一発を期待するがフグの勢いが増してきた。 通常使うハリは全部使い果たして、滅多に使わない尾長バリに替えハリスは2号としていた。幾分、風は弱まり釣り易くなっている。 4時半過ぎ、薄暮逆光の中、ウキに変化が見えた。 反射的にアワセをいれると重さを感じるがスンナリよって来る。 竿先まで寄せると突然、『ギュッギュッギュギューーーン』 竿尻に手を添えて竿の角度を保つ。こりゃ、尾長じゃ! ラインは出さない。強烈な突っ込みを耐え、浮かせに掛かる。 魚体が見えてきた。茶グレじゃ! 尾長特有の最後の突っ込みもかわし、いよいよ玉網入れ。 柄をスルスルと延ばしお魚を寄せ・・・・あら?たわんやん。 柄の持つ位置を替えようとして竿を持つ手がお留守になった。 『ギュギューーーン』と反撃。 「ヘタクソーー!何やっとんじゃー!」と声に出して叫ぶ。 今度は腹に竿尻を当てて耐える。もちろんラインは出さない。 足元での瀬ずれに注意し浮かせると玉網入れ。 揚げに掛かると結構重い。40cm以下の重さじゃねえな!? 手尺で測ると42,3cmかなぁ。 もう一枚を狙って、時間いっぱい頑張るがフグの猛攻に降参。 港に戻るとまたまたH記者が来ていた。いい時来てるね。 大型のチヌや口太クロが釣れいて、取材ネタには事欠かない。 今年は大型クロが良く出ています。季節風の隙を突いて出かければ意外な瀬で大物が釣れるかも!?です。 |
![]() 泉水の一番南端のさらに奥に入った所に釣り座を構えた。 |
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![]() 遠投するとコナガくんが食ってくる。足裏サイズ。 |
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![]() 撮り方が悪く小さく見えてしまうけど、手尺採寸で42,3cm。45cmの玉網枠の底に収めてしまうとこんなに小さく見えちゃうのね。 |
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![]() 死んだらこんな色。正式に測って45cmでした。 |