蓋井島釣行*大荒れの海、上がる所あるんかいな?* 12月10日

最初に上がった瀬。多分、名はない。
木っ端クロも居なかった。
 蓋井島のデカクロ情報があちこちから入っていた。
心穏やかはではない。そして海も荒れ続けていた。

ようやく凪そうな予報に釣行を決める。ワクワク♪
2日前の予報は波1.5m。
前日の予報は2m。
前日夕方の予報は2m→2.5m。おいおい!

春日丸(0832−86−5980)のおかあさんに電話を入れる。
出港を予定しているが朝になっての中止もあるらしい。
そんなにシケてんの?ヤダなぁ〜。

9時前に吉母港に着くと10人以上のお客さんがいる。
キャビンに横になるが大きくピッチング。うねっとるな。

島に到着すると東側の角ヶ崎一帯は先客で埋まっていた。
先ず、「石碑」周辺に3人降ろした後、北に向かう。

北からのうねりに北周りの瀬付けをあきらめ、南方向に戻って行く。
「あぁ〜あ、終った。」デカクロの可能性は薄くなっちゃったよ。

って事で、誰も降りたがらない瀬に上がった。ここはどこっ!?

ベラ、ベラ、ベラ、フグ、フグ、フグ、ベラ、フグ、フグ、フグ・・・
「もう、やだぁーーーーーーーーー!」

お昼頃の瀬替わり便に乗り「どっかある?」と聞いてみる。
「・・・・・ないやろうねえ。」瀬替り組み4人。むむぅ。

最北の大威瀬に着くと残り3人。
「3人でここに上がるか?」と船長が言う。
わし、「怖いヶ行かん」。で、ヘタレを残して2人は上がった。

西に廻ってすぐの泉水鼻に上礁。何で空いてんのー??

瀬の沖向きは波しぶきが上がり濡れている。
時には波が北から南へ瀬の前側を舐めて行く。
安全な南向きの奥に釣り座を取った。

北からの風にラインが大きくはらみワンドに持って行かれる。
やや重めの仕掛けに変更して、少しでもポイントに入っている時間を長く取るよう努めると、手の平グロが食ってくる。

浅棚で食っているので、固定に変更。
足裏も混ざり始めた。二匹に1匹をキープする。
少しは持って帰らんと、稼ぎが悪いと嫁に叱られそうだからねっ。

夕マヅメの一発を期待するがフグの勢いが増してきた。
通常使うハリは全部使い果たして、滅多に使わない尾長バリに替えハリスは2号としていた。幾分、風は弱まり釣り易くなっている。

4時半過ぎ、薄暮逆光の中、ウキに変化が見えた。
反射的にアワセをいれると重さを感じるがスンナリよって来る。

竿先まで寄せると突然、『ギュッギュッギュギューーーン』
竿尻に手を添えて竿の角度を保つ。こりゃ、尾長じゃ!
ラインは出さない。強烈な突っ込みを耐え、浮かせに掛かる。

魚体が見えてきた。茶グレじゃ!
尾長特有の最後の突っ込みもかわし、いよいよ玉網入れ。
柄をスルスルと延ばしお魚を寄せ・・・・あら?たわんやん。

柄の持つ位置を替えようとして竿を持つ手がお留守になった。
『ギュギューーーン』と反撃。
「ヘタクソーー!何やっとんじゃー!」と声に出して叫ぶ。
今度は腹に竿尻を当てて耐える。もちろんラインは出さない。

足元での瀬ずれに注意し浮かせると玉網入れ。
揚げに掛かると結構重い。40cm以下の重さじゃねえな!?
手尺で測ると42,3cmかなぁ。

もう一枚を狙って、時間いっぱい頑張るがフグの猛攻に降参。

港に戻るとまたまたH記者が来ていた。いい時来てるね。
大型のチヌや口太クロが釣れいて、取材ネタには事欠かない。

今年は大型クロが良く出ています。季節風の隙を突いて出かければ意外な瀬で大物が釣れるかも!?です。

泉水の一番南端のさらに奥に入った所に釣り座を構えた。

遠投するとコナガくんが食ってくる。足裏サイズ。

撮り方が悪く小さく見えてしまうけど、手尺採寸で42,3cm。45cmの玉網枠の底に収めてしまうとこんなに小さく見えちゃうのね。

死んだらこんな色。正式に測って45cmでした。

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