−米水津釣行− 寒くない寒くない、寒いーっ!  12月17日

毎度お世話になっている『長伸丸』
 11月下旬から米水津で釣れちゃった情報が多数寄せられていた。
で、12月第3土曜日に行く事だけは早くから決めていた。

当日の波1m→3m。これ普通ではないでしょーが!
しかし集まった三人は楽観的。わしらが釣りする間は大丈夫さ!
同行者はサンバO君、ブチョーH君である。

長伸丸は大勢の釣り客と荷を満載にして定刻3時に出港した。
米水津湾の出口『サザエバエ』を過ぎるとスロットル全開。
船は鶴見半島に向かい、『カイドク』周辺から下ろして行く。
我々が渡礁したのは『カイドク』のワンド側。名は知んない。

瀬の上でも風は全く無い。寒くも無い。いいじゃん、いいじゃん。
早速、ブチョーさんが持って来てくれた、たき火を熾す。(感謝)

コーヒーを飲み落ち着いた所で、アオリを狙って竿を振って見る。

数投目、控えめなシャクリ直後のフォールに乗って来た。
ラインを引き出しながらジェット噴射を繰り返す。
走りが止まった所でドラグを締め寄せに掛かる。かなりの重量感。
グッドサイズだった。もう1杯追加したが、こちらは小型だった。

その頃には潮は前方から来て足元を舐めるように右に走っている。
そして右から風が廻り込み始めていた。おてて冷たいですぅ。

夜が明けてから道具の準備を始める。わし老眼がね・・・・・。
両氏は既に竿出している。ブチョーさんが2枚連発している。
こりゃ、入れ食いかいな。と思ったが・・・。

真横に走る流れなので、二人と距離をとった所に釣り座を構えた。
足元は右に行くほど浅く、右の先端部を過ぎて深くなっているようだ。これでは流す距離が長くなるほどやり取りで不利な立場となってしまうだろう。

撒き餌を出来るだけ左に入れるが、やはり食って来るのは右先端部を過ぎてからだ。30cmクラスでも潮流に逆らい、尚且つ浅い磯に逃げ込もうと力を発揮して大きく感じてしまう。

3匹目のクロは大きく、途中の先端部を廻られて道糸から飛んだ。
お魚はいいのですけど、わしのウキ返してよ!

船着きのサンバ君が大きく竿を曲げて格闘中。
47cmで自己記録を更新して喜んでいた。おめでとう。
こっちじゃ、あんなの来たら取れんわなぁー。

こちらの最大は37cmのスマートな奴だった。
でもって、潮が寄せ始め万事休す。潮変わりを待つしかないね。

お昼頃になると、空は真っ黒な雲に覆われていた。
その上、右手から強風が廻り込んで来始めている。

昼食のカップ麺を食いながら、二人の釣りを眺めていた。

やや潮が左に行き始めていた。
サンバ君がイサキを上げた。ブチョ−さんがクロを上げた。
今日はわしがポッケーとしてる時に喰いが立つのね。

と言いつつも、その後コーヒーまで飲んでフルコースを済ませた。
釣り座に戻ると小型をパタパタと3枚追加した所で、もう潮が止まってしまった。降り始めた霙と突き落とされそうな突風にしゃがみ込んで対抗するが、反応は限りなく薄かった。

緩い流れの中、竿先のウキが速度を増しながら潜っていく。
アワセを入れると直下に潜る強引な引き。「デカイ!」。
ラインを少し送り体勢を整え、動きが止まった所で寄せに掛かる。
少しラインを回収したところで二回目の締め込みをラインを出さずに堪える。「止まった」取れる事を確信したところで、『ふっ』「えっ?」。

バレちゃった。掛り所が悪かったらしく外れてしまった。

気を取り直してビッグワンを狙うが、3時の回収便が走り回っている。
我々は、そろそろ動き出す上げ潮を期待して5時までとしていた。
長伸丸が寄ってくると「雪が来るが帰らんでええんかぁーーー!」。

バタバタと道具を片付け、泣く泣くカイドクを後にした。

港に帰り、全員の荷物をリレーで降ろすがクーラーは軽かった。
うちらのクーラーが一番重かったような・・・。

ここ数日の冷え込みで水温が下がり、活性が落ちているのだろう。
寒グロシーズンに入るのも近そうだ。

帰路、関門橋の手前では大雪で路面は白くなり始めていた。
その後、通行止になったらしい。
お陰様で無事到着しましたよ、船長。

たき火っていいよね。
心も温まるよね。

グッドサイズいか君。
掛かった途端、猛烈なジェット噴射で走った。

スマートなクロ。

ここでよく見られるタイプです。
やはり、引きは今ひとつです。

最終的には7枚の釣果でした。
型も今ひとつ。
同行のお二方も4、5枚の釣果でした。


関門橋に着く頃には雪は止んでいた。

海峡を渡るといつもホッとするのよね。

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