磯の童子

2009 磯上物底物釣行記
平成21年6月13日

石鯛と梅雨グレ狙って

横島4番を予約したと言うので、今年は早めにスイッチが入っちまった底物をやっちゃうかね〜。

4番ではどうしても釣りにならない激流の時間帯があるし、本命が居ない可能性もある。 そんな時の為にクロ釣りの準備もして行く事にする、、、と言うか、はっきり言えばロマンよりオカズなのだ。

今回のメンバーは全員底物組で、私とGO君が両刀でS君とF君は底一本である。
石鯛釣りと言うと豪快なイメージだろうが、意外に細やかな神経を使う釣りなのである。
特に何かが言いたい訳ではないが、私の予測ではGO君は9割方上物釣りになる公算が大きい。


渦潮

S君の勤務の都合で出港を5:30として頂いた。
日の出の出港であった。

轟々と流れ渦を巻く上げ潮。
写真は4番から見た水道と『キナルバエ』。

4番荷物置き場

4番頂上の荷物置き場は4人分の荷物を置くといっぱいである。

底物のポイントは北向きの切り立った壁側となる。
壁に突っかけて来る上げ潮の時間帯が一番いいだろう。

本日の満潮は8:30。いい潮が動くのは8時位までなので、急いで3人は底物を始める。

4番先端のポイント

彼は予想通り上物でスタートである。

早速、竿を曲げている。

上げ潮の潮目がくっきりと出ている。
上物もこの潮目が出来る時間帯が一番良い。

これは本日最大の40cm弱。

イシガキ

底物はサザエ餌でスタートしたが、雑魚もつつかずガンガゼに替えると散発的だがアタリがある。

始めは強いアタリが出るのだが、餌の量が少なくなると小物のアタリに変わる。

ようやく犯人を突き止めたのは潮止まり前の7:20であった。小さな石垣鯛である

その後、潮が緩むとアタリが無くなり、9時には私は上物に切り替える。

クロ30強

GO君の釣りを観察して立てた作戦は、軽めの仕掛けに、1.2号ハリス、4号バリ、撒餌で餌取りを分離する事にした。

手前にコガネスズメダイ他を集めて、遠投ピンポイントの撒餌でクロを狙う。

クロ釣りの準備も50%で、遠投には不向きな撒餌の配合をしてしまい苦労する事になる。

遠投撒餌がバラケたり、後へ飛ばしたり自分の肩にかけたりの酷い撒餌ワークであった。

閂のハリ

小粒の00ウキ、完全フカセ(ノーガン)でスタートしたが、6号のガン玉を追加して沈めながら撒餌との同調をとる。

喰ってくる棚は全般に深め、これは数匹目のお魚であるが、あれれ?

上手い所に掛かった小バリはややサビが出ている。左に出ているのが私のハリスでハリは口の中にある。
15cmハリス付ハリを咥えたまま何日か生活したようだ。

サンノジ

普通サンノジは瀬際の深い所で喰う事が多い。 ところがコイツは沖の潮目でウキを真横に引っ張り、4番先端の沈み瀬にまっしぐらであった。

←ネタにこんな画像を撮った。

分かる人には分かる、三番とサンちゃん。

OGTM

目の前の三番では『OGTM』の決勝が行なわれていた。

選手の中に特徴的な撒餌柄杓使いされる方がいると思ったらやはり あのカンダイな人さんであった。
優勝されたようだ。


決勝戦の観覧に集まった人たちが、試合開始前の時間に、私が演じた雑なロッドワークでお魚に先手を奪われっぱなしの末の大バラシを見ていたかどうかは不明である。 あまりの無様さに3番の方向に顔を向ける事が出来なかった。
釣った時も見てたから見てるよなあ。


グロイカンダイ

午後の上げ潮に期待して底物竿に持ち替えていた。

アタリは散発的にあるが続かない。

S君、大型カンダイと格闘。S君のお腹にあざを残すほどの良い勝負だった。 しゅーりょー


現在、米水津のクロはやや低調です。

そんな中でも釣れているのが、横島先端部と地磯周りのようです。
梅雨グロにムラは付き物、釣れる釣れないは貴方の運次第、どうぞお試しあれ!!

一方の石鯛、分かんないですね。
春も秋も同サイズのチビイシガキですか〜?

※私の釣果は小型イシガキ1枚、クロ5枚でした。 
久しぶりの磯は、これでも十分楽しかったですよ。

米水津・小浦港 長伸丸(渡辺船長) 0972-35-6735

Copyright (C) 2005 by "Kouten douji" All Rights Reserved