磯の童子

2013 磯釣行記
平成25年8月3日

No.11 無慈悲な釣り人となる

早朝3時、吉母港に集まった釣り人のほとんどがルアーマンであった。
底物釣りは常連のY氏と私の二人、そしてカゴ釣りが一人の計11人程が、春日丸に乗り込んだ。

本日は西風が強くなる予報である。
Y氏は東側の平瀬に行くようなので、私は最北の瀬の東側を希望する。いつもの勝手知ったる瀬である。


夜明け

夜明け。
出港前に降った雨は上がり、何とか降らずに持ち堪えている。

この様子では、本土は降っているのかも知れない。

日が差し始めると地獄

朝のいい時間は餌取りの猛攻で過ぎていった。
着底前に餌のバフンウニは消えてしまう。

涼しい時間帯を過ぎた頃から、日が差し始めた。

水分を頻繁に摂るように心掛ける。

一枚目

今日は何故か潮の透明度が高い。いつもは見えない海溝らしい黒い影が幾スジかあるのが分かる。

その一本一本を丹念に探っていると、一番右のスジの浅い所でガキのアタリが出る。

水深10M付近でついに走った。
しかし、抵抗は弱々しく、こんなチビであった。

同ポイントでアタリは続かず、アタル場所を探りながらの釣りとなる。

暗雲

その頃から、風が強くなり、いつ降り出してもおかしくない空模様である。

いくつもの雨雲が島を避けて通り過ぎ、雨は降らない。

この雲は本土に大雨をもたらし、窓全開の私の車の運転席を水浸しにした。

もちろん、それに気付いたのは帰る為に車に乗り込んだ時の事である。防水シートカバーとフロアマットには『こんなに〜』って程、水が溜まっていた。

戸締りには注意しましょうね〜。

チビばっか"

結局。チビガキ三枚の釣果。

大きいので30cm。

私は無慈悲なガキ釣り師。
オカズを持って帰る事こそが、平和に釣りを続けられる秘訣なのである。

しゅーりょー


sample1

ふと手を見ると、見慣れぬ×印の様な黒いシミが。

えっ?

あっ!あれだ。

※画像をポイントして見てください。

下関市・蓋井島瀬渡し 春日丸  083-286-5980

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