磯の童子

2013 磯釣行記
平成25年11月2日

No.17 壱岐でドカンと!!

3連休であった。

近場で石鯛狙いと考えていたが、壱岐釣行のお誘いを受けた。
博多からの直行便で、金曜日の夜出て、土曜日の午後帰って来るという行程らしい。

体力的に楽そうだし、初めての釣り場の楽しみもあるので乗っかる事にした。

予報はいい凪の様だ。さて、どうなることやら。


博多港を午後9:30出港だと言う。
こちらを7時過ぎに出発したが、港に着いた時には、すでに荷物の積み込みが始まっていた。

急いで身支度を済ませ、『宮田釣具店』に手配のガンガゼとサザエを受取り、『宝生丸』に乗り込んだ。

1時間くらい走ったのだろうか(寝ていたので時間不明)、エンジンがスローになったので起きると低く大きな瀬が見える。 レーダー画面を確認すると『上イズミ』の様だ。6、7人のグループが乗礁した。 船長のポイント説明が非常に丁寧で親切である。

少し走った所でS君の名が呼ばれ、我グループ3人が乗礁したのは『下イズミ』である。詳しいポイント説明を受け、船着場から釣座までの荷物運びでグッタリであった。


イスズミ イスズミ

初めての磯、闇夜。
ピトンやアンカーボルト跡を探して瀬の上を見て廻る。

適当な釣座を見つけて、明るくなるまでフカセ釣りをする。

イサキが2匹釣れ、イスズミに遊ばれた。

釣座:下イズミ西側  

夜明け前に他船が釣り客を上げて来たので、とりあえず底物ポイントらしい所を確保する。
船長の説明によれば壱岐本島向きらしいが、波を被って釣りになるのか不安である。

遠景が壱岐本島。

ちょっと口白

まず、サザエ餌でちょい投げ、餌取りはまだいない。
毎回、根掛かりするので、根掛かりの少ない所を探して距離を延ばして行く。

40M投げて少し引きながら、止まる所に仕掛けを置き、待っているとアタリが出始めた。数度の押さえ込みから走ったと思って合わせたが、空振りである。

久しぶりのアタリに早合わせになったようだ。今度は餌をガンガゼに変えて数投。いいアタリが出て掛ける事に成功した。

まずまずのイシガキである。

上げ潮が下げ潮に変わりつつあった。
沖に流れていた潮が右に変わり、さらに右の角を回り込む潮に変わる。

フカセ仕掛けに持ち替えていたGO君に場所を譲ってもらい、巻き込みの潮を探って見る。

餌はサザエの1/2カットの2個付け。

仕掛けが落ち着くとすぐに小さなアタリが出ていた。
餌取りだろうか。
コツコツと竿先を揺すっていたが、突然一気に走った。

アワセもへったくれもない。伸されない様に腰を落として竿を起こす。
数度の突っ込みのたびに竿の角度と体勢整える為に、数歩前へ出ざるを得なくなる。
(と、カッコ付けて書いて見たが、実際はお魚に引っ張られてトコトコと前へ引き摺られているのである)

やっと順調に寄り始めたが、石鯛にしてはヒキに鋭角さが足りない気がする。色違いのデカイ奴ではなかろうか。 右の角を交わせる位置にお魚が来たので、取り込みやすい場所まで慎重に移動して浮かせに掛かる。それにしてもこの重量感はなんだろう。 浮き始めたらもっと簡単に寄る筈だが、腰を落として体重を掛けてのポンピングが続く。

突然、お魚が沈み瀬の影から出て視界に入った。
周囲から歓声が上がる「うわっ!」「デカッ!!」「おお!」「きゃー!」「いやん♥」。

水面下の青白い魚影。やった、本石だ!

でかっ!

S君にタモで掬ってもらう。

メジャーを当てて見ると、62cm。

今年2枚目の60超であった。

俺って、持ってるなあ。

や?持ってるのは奴か?

GO君が隣にいる時は釣れると言うジンクスが出来てしまった。

もう1枚

そして、もう1枚。

これは釣ったのではなく釣れてしまった。

外れない根掛かりを切ろうと、リールをフリーにしてラインを伸ばしながら竿を置こうとしたら、ガクガクと引っ張られた。

食って張り付いていたのか、根掛かりの餌を食ったのか分からないが、とにかく大笑いの一匹であった。

ツイテいる時はこんなモノである。

下イズミ東側

下げ潮が早くなるとアタリが遠のいてしまった。
常連さんに聞くと、納竿の2時のまでこの潮が変わる事はないそうだ。

しゅーりょー

帰港

宝生丸はこんな所(博多港須崎埠頭)から発着するので、都市高速のICから近く非常に便利である。

船長も親切だし、何より明るいのが魅力である。
但し、直行便は土曜日だけのようだ。

是非また行きたい釣り場である。


記念写真

初めての磯でしたが釣る事が出来ました。ラッキーにも程があるって感じですね。

しかし、今回の瀬は根掛かりが激しく、仕掛けを大量に消耗しました。精神的にも根掛かりの恐怖との戦いでした。

だからこそ、お魚が付いているのだと思いますが、またここに行きたいかと問われれば少し考えてしまいます。

足元で釣れる所ないですかねえ。

Copyright (C) 2005 by "Kouten douji" All Rights Reserved