渓の童子

2016 渓流釣行記

平成28年8月6日 高津川支流

夏の渓流 2

磯釣りの予定だったが、客が集まらず船は出ないと言う。仕方ない川に行こう。  

やらなきゃいけない用事が沢山あるのだが、現実逃避には渓流が一番である。


 

本日は本流からスタートする。

前回のドラグ出っ放し後、バラシのポイントをチェックしなければならない。 

水量は一段と落ちたので、下流から対岸に渡ってから遡行が可能だろう。

バラシポイントを探っていると、上流に長い竿が見えてきた。あちゃー、鮎師が下って来たよ。 仕方なく追い抜いて上流のポイントに行くとさっきの鮎師さんが今度は上に入った。何がしたいの?

 

下流に移動して本流を探る。

夏休みは子供のプールになっている可能性が高いが、朝の内なら何とかなるかも。

淵ふたつと間の瀬を探ってみるが、まったく反応なしである。

一往復して上がろうとした時、シューズの異変に気付いた。

気を付けないと今日一日持たせるのは難しいだろう。

 

去年反応が良かった支流に行ってみた。

入渓路が分らなくなる程の雑草である。

敬遠されがちの区間らしい。

最初のポイントでお魚いっぱいだが、掛かったのは3匹でネットに入ったのはコイツだけだった。
相変わらずバラシが多いが、まったく気にしていない。この釣りはそう言う物なのだ。

 

狭い所はトラップだらけ。  

お魚はいるが、大事なのはラインに蜘蛛の巣を巻かない事。

よって蜘蛛の巣をくぐり、時に払いながら前進するのみである。

注意しても蜘蛛の糸は絡むので、早い段階で丁寧に取る事が大事である。

これは結び直すのが面倒なPEライン&リーダーの場合の話である。

 

小ヤマメは沢山居るようだ。  

共食いである。

入り易い所まで来ると途端に反応が悪くなる。

直前のポイントで9寸位のヤツが食ったが、ネットに入ったと思って目を切ったら枠に乗っていて落としてしまった。やっぱドジだな。

 

もう無理。  

上がりましょう。

ピン付のフェルトである。

構造的に見てピンが剥がれの原因になっているのは間違いないだろう。

シーズンも残り僅か、帰って直ぐにフェルトソールタイプを発注した。 

 

道に出る途中、エビネ発見。  

時期外れじゃない?

調べて見ると夏エビネとあったので、今、開花で間違いないようだ。

周りを見たがこの1株だけである。増えるのか無くなるのか、来年確かめてみよう。


雨が降っていないので減水の一途で、中々いいお魚を釣る条件になりません。 

残すはあと3週間。ワンチャンスあればいいが・・・。

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