磯の童子

2006 磯上物釣行記
平成18年3月25日

NO3  桜咲く峠

 先週、鹿児島県の甑島で痛い目にあったGO君とS君が米水津でリベンジすると連絡があった。 情報収集すると例年より幾分かは釣れている様子なので便乗させて頂いた。
当日、便乗がもう一人増えていた。エギンガーW君。この方はエギングのみで参加の猛者である。

『米水津入り口の峠の桜が咲いたら釣れない』が常連組3人の一致した意見だった。
夜目にもハッキリ分かるほど盛大に咲いていた。こ、これは・・・・・。

3時の便に乗ったのは我々4人と他2組6人の計10人だけ。各渡船もいつもの賑わいはない。

船長に呼び止められた。
僕の顔を見て一言、「きびしいよ!」。・・・「そりゃ、たのしみ!!」と返しておく。

言葉通り、最初に船を着けたのは『横島5番』。潮通しの良い所は釣れていないと判断できる。

『コマノクチ』に着けた後、次は『ワニのハナレの裏』(『ゲンタロウ』)にS君と上礁した。 残るGO君とW君は地磯方面に去って行った。

荷を広い所に移動して、エギングを開始した。
水深20mの底に落として軽いシャクリとフォール2セットでもう乗ってきた。 型はいまいち、800g位か?「こりゃ、爆釣か?」と思ったが、以降は全く反応なく 空が白み始める頃、同型を一杯追加しただけだった。

気温はそう低くないのだが流石に夜明けは冷えたのでコーヒーを沸かし飲んだ。
盛期ならそんな余裕をかます事は無いのだが、まったくやる気が見えない二人である。

夜は明け切っているが、今度はシーバスロッドを持ち出しサラシを攻めてみるが反応なし。

撒き餌を作り、ふかせタックルの準備を済ませたのは『おいおい』って、時間であった。

釣座

先端部に釣座を構えた。

撒き餌をすると水族館状態。

ハコフグ
キタマクラ
アジゴ
スズメダイ

春の海とは思えない状態である。

水族館

撒き餌の下層に大きな白っぽい魚影が。

形を見ると寒鯛だが白?

その内、同形の黒っぽい魚影も現れた。

寒鯛の産卵前のペアリングか?

目測、60cm。数、少なく見ても5枚。

我々が瀬を離れるまで消える事は無かった。

足元に撒き餌を多めに入れて餌取を沖に出さないようにし、仕掛けを遠投、撒き餌を固めて3杯ほど入れる。 しかし、キタマクラはかわす事が出来ず、餌やハリは消えてしまう。

初クロ

やっと食ったのはこのサイズ。

胴長なので、これでも30cm弱。

棚は2本位か?

潮が左流れに変わった。

クロが時々浮いて来始めている。

その内、完全に乱舞を始めた。

しかし、ツケ餌は取られ続ける。

浮いたクロ

餌取りが集まるタイミング、クロの浮くタイミング、仕掛けを入れるタイミング、それぞれの条件をクリアしても餌を取られ続ける。1ヒロ半の固定アタリウキでもアタリが出ない。

ガン玉6号を口オモリとして打って見た。

的中。一時間も費やしてしまった。

6枚釣った所で潮変りと共にクロも消えた。

男の昼ごはん

んで、男の昼ごはん---磯編。

※渓編は→こちら(渓レポ)

箸が同じでしょ?
お食事セットに仕舞っといたし。

ウキをオカズにはしない。

磯編と分かるように置いて見たら弁当箱のオカズっぽく見えてしまった。

昼食を終える頃、S君が2枚を連発したが、それ以後、まったく食わなくなった。たまにキタマクラに餌を取られるが、それ も無ければ竿3本も落としてもツケ餌は残り続けた。

寒鯛釣りに切り替えた。二人で5回掛けたがすべて反撃出来ぬまま瀬ズレでラインブレイク、内3回は道糸から飛んでウキを3つ流した。2個は回収。

長伸丸

納竿の時間を迎えた。

GO君を回収すると、なんだか興奮気味、納竿前は入れ食い状態だったらしく、リベンジ 成功と一人はしゃいでいるのだった。

しゅうりょー

米水津・小浦港

長伸丸

0972-35-6735

※帰り道の峠の桜はやはり満開。GO君の顎は益々滑らかなのであった。

『サクラサク』。・・・・・よかったね。

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