磯の童子

2006 磯上物釣行記
平成18年6月10日

NO5 梅雨グロ第一弾 ◆ んな、アホなぁ〜 ◆

しばらく渓流に夢中になっている内に、磯は梅雨グロシーズンに突入していた。
『のんちゃん丸』のホームページでも、10日ほど前から羨ましい釣果が報告されている。
そして家人は渓流釣りに行ってもオカズが出来ないと嘆いている。

行かねば、なるまい!・・・オカズ釣りに!

って事で、前日、TELを入れると船長の声は沈んでいた。あっれれ〜?
2、3日前から急にクロが釣れなくなったとの事。んな、アホなぁ〜
だからと言って、凪の土曜日にそうそう当ることは無い。何が何でも行っちゃうぞーー。

そして当日、朝(?)2時に目を覚ますと大急ぎ荷物を積み込んで出発。
少し走った所で携帯を忘れたことに気が付いたが、取りに戻る時間は無い。

それどころか、出港時間にもスレスレの時間である。
そんな分けで・・・スピードメーターの針はとんでもない方向を指し続けていた。

港に着くとたくさんの車が並んでいる。船長はまだ来ていない。間に合った〜。

萩沖の島々

ほぼ定員いっぱいに釣り客を乗せた、のんちゃん丸は15分程で最初の島に到着。
何組か下ろすと次の島へ。どこじゃ、ここ?さっぱりわかんねぇ。
私の名前が呼ばれて前へ移動すると肥島だと言う。
・・・ふ〜〜ん?←よく分かっていない。

撒餌の準備を始めると尋常ではない数の蚊が集まって来た。
しまった!こいつの存在をすっかり忘れていた。暑いだろうとシュ−ズタイプの磯靴を履いている。
足首は薄手の靴下だけ、そこに向かって蚊は集中攻撃を仕掛ける。
バッグのポケットを探ると防虫スプレーが出て来た。
ひやー、たすかった。

足場の良い場所に釣座を決め、ポイントは右から出るサラシの左サイドと予測して釣り始める。

手の平サイズ(23cm前後)

正面に仕掛けを入れると右手前に入ってくる。それではと沖目に入れると右に流れサラシにぶつかりいい感じ。
ココと決め投入点をずらしながら深く入れて行く。

最初に食ったのは手の平サイズ。このサイズなら見える所まで浮いて来るのが普通だが、 一本以上入れてのアタリに厳しさを予感する。

ポツリポツリと当ってくるのだが・・・。

足裏サイズ(27cm前後)

3枚に1枚位の割合で足裏サイズが混ざってくるが、アタッて来る棚も位置も全く違うのである。

経験上こういったパターンでは、あまり期待出来ない。潮が換われば、突然サイズが替わる事もあるので 瀬替わりはせず、ここで粘ることにする。

←頭部が凹んだクロ。
多分、小さい時、イカに食われながらも逃走して生き延びたのだろう。
かわいそうに心無い釣り人に食われてしまった。

10時を回ると潮が止まった。

少し逆方向に流れそうになったが、ピタリと止まると、食ってくるのバリ(アイゴ)ばかりになってしまった。

バリ40弱 バリ40弱

←左は標準的な体形のバリ。
40cm近いサイズだった。

←右は超スマートなバリ。
(画像は加工していません。)
こんなの始めて見ました。

三の字

そして最後に食ってきたのは三の字。
見えるまでは、てっきり30cmを超えたクロと思っていた。

釣りを続ける意欲を奪うお魚だった。
あきらめて道具を片付けた。

手の平から足裏まで15枚ほどフリーザーパックに詰め込んである。

食料は確保したので、嫁から文句は出ないと思う。でも「また、黒いのばっかり〜!」って言われるかも!?
しゅーりょー!

のんちゃん丸

←どこから見ても『のんちゃん丸』である。
遠くにいても、存在が分かるピンクはとっても心強いのです。

ホームページ
『GO!!NON-Chan-maru 〔のんちゃん丸〕』
TEL:080-1900-7614

※また、月曜日にはポツポツ食いだしたらしい。
本番は今からっしょ!!

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