磯の童子

2006 磯上物釣行記
平成18年6月17日

NO6 梅雨グロ第2弾 ◆夕まずめ、一瞬、海が変わった◆

翌日は家族連れで遠出が企画されていた。
そんな訳で体力の消耗が最も少ない釣り場を選んだ。
蓋井島での半夜釣りである。と言っても、9時出港〜日没までの釣りで、夜釣りをするわけではない。

久しぶりの蓋井である、ホームグラウンドの筈だが何と今年初なのである。

港に着くと、顔馴染みの面々と軽く挨拶を交わす。それにしても凄い人数である。
30人位は、いるのではなかろうか?半数は常連では無い方々であった。
と思ったら、釣り大会をやられるそうで、若船長の操舵する、第二春日丸に乗り込んだ。

そして私を含む残り20人弱を乗せた第三春日丸は北周りを目指す。
北東岸の磯は意外に空いている。朝の便の釣り客は少なかったようだ。

瀬付け時間は10時と決まっている。
春日丸は平瀬周辺で待機。ライバル船、黒潮丸は泉水鼻周辺で待機していた。

頭数と瀬の数から計算して見ると、どうも、私が単独で上がる瀬が無いようだ。
朝の便のお客さんが帰ってから空く瀬に上がるしか、無さそうである。
んで、小さな瀬で時間待ちの釣りをする故を船長に伝えた。

餌取りはスズメダイ

足元に撒餌を入れるとすぐにスズメダイが寄ってきた。
スズメダイの下にはコッパグロ。

完全分離作戦を試みる。
足元に餌取り用の撒餌。
仕掛けは大遠投する。
沖に本命用の撒餌の団子打ち。

足元の撒餌には豆アジまで集まり始めていた。

待機場所の手の平クロ

沖の撒餌にもタイミングと位置を間違うと水面が茶色くなる程の餌取りが集まる。

完全に撒餌から外して仕掛けを入れるとベラが食ってくる。

遠投の撒餌の位置から微妙に外した位置でクロは食っている。

ぽつぽつと、このサイズを拾う。

型は知れているが、練習にはなるのだ。

50cmクロ 最初の30cmオーバー 最大37cmオナガ

ラッキーにも午後から、小威瀬に瀬替わりする事が出来た。

朝便で小威瀬に来た方の釣果を聞くと50cmが釣れたという。
写真を撮らせていただいた。
餌取りが出る前の早朝のヒットだったようだ。
その後は手の平クロを釣るのがやっとだったとの事。

その言葉通り、午前中の瀬と同様の餌取りの中、同様の釣り方で同サイズを拾い釣りである。
東からの強風に対応するため、G2の遊動に仕掛けをチェンジしているが、肝心の潮がカッタルイせいか、足裏サイズがやっとである。

ようやく、30cmを超えたのは18:30頃、本命潮とは逆の流れの時だった。
残り40分。ハリスを上げハリをオナガバリに変更し、一発に備える。 東からの強風に逆らう流れを集中して攻めると35cmクラスの口太とオナガを連発。

しかし、瀬から張り出す棚に、潜られハリスは傷だらけである。
ハリスを結ぶ時間が惜しく、傷から下を切り捨て、ハリだけ結び直す。

潮が緩みアタリが遠のき、もう終ったのかなと思い始めた頃、スッっとウキが入った。
大きく竿を立てると走りはすぐに止まった。 あまり大きくは無いようだが、足元まで寄せると棚の下に潜ろうとする。 腕を一杯に伸ばして、潜られまいとするが、動きが止まりに又も張り付かれてしまった。
少しテンションを緩め、ゆっくり左に竿を振ると又動き始め、 多少、棚の水深がある方向に誘導しながら浮かせ、玉網入れ成功。ほっとする。

本日、最大のオナガ37cmだった。初めて使うオナガバリはすべて唇に掛かっていた。
このハリ、使えますぜ。しゅーりょー

40cmオーバーは釣れなかったが、昼の事を考えれば、上出来ですな!!。
結局、35cm前後が5枚と足裏7,8枚って所でした。

※夕マズメにアタリが集中して、写真を撮影する余裕がありませんでした。
帰って撮った写真もピンボケ。なってこったい!

使用渡船 春日丸

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