磯の童子 |
||
2006 磯上物釣行記 | ||
平成18年12月12日
NO14. リフレッシュ釣行 on のんちゃん丸週末は時化や所用続きで、しばらく磯に行っていない。
一応、GO君に明日は萩に行くで〜、とメールを送ると・・・。
午前5時30分出港ののんちゃん丸に乗り込み船長に「どこでもエエから適当に頼んます。」と告げる。
のんちゃん丸は、まず手前の島から渡して行くが、すでにキャップランプの明かりが点々と灯っている。 他の渡船は早い時間に出たようだ。寒い時期位ゆっくり出ればいいと思うのだが・・・。 次の島で私の名前が呼ばれ出てみると、とっても魅力的な瀬がサーチライトに写し出されている。 その低い瀬に渡礁を終え、荷物を安全な裏側に荷物を移動してから、ゆっくり準備を始める。 少し沖には朝の仕事を終えた、のんちゃん丸が流し釣り(?)をしているので、暗い中でも安心感がある。 しかし、なかなか竿を出さない釣り人にイライラしてるのかも?・・・・・。夜釣りは嫌いじゃわ。 今日は完全オナガ狙いなので、ハリス2.5号に「あわせちゃダメジナ6号」を結ぶ。
撒き餌も簡単に書いとくと、
前置きが長くなってしまった。そろそろ、本題へ。 やっとウキが見える時間になり、釣りを開始する。
潮はほとんど動かなくなった。刺し餌が始めて残った、そして次の一投である。サラシの先端に置いた仕掛けのハリスが馴染み、 ウキは浮き沈みの状態になったその時、ウキが一瞬にして視界から消えた。『こりゃ、オナガだろ!』 パラパラと出て行く道糸を無視して、放っとく。なんせハリは「あわせちゃダメジナ」なのである。 竿をゆっくり起こし、重量感を竿の胴に受け止めながら寄せてくるが、意外にもスンナリ寄って来る。 あれれ、違ったか???と思った時、強烈な締め込みがやって来てやっと確信が持てた。「オナガがきたで!」とGO君に告げる。 ようやく茶色の魚体が見えて来た。最後の一暴れがあるはずなので身構えているが、一向に暴れず水面直下まで浮いて来た。 それでも右の沈み瀬への突っ込みが心配なのでお魚を左まで泳がせてから玉網を構える。二度掬い損ねたが、 やっと玉網に納まり緊張感から開放された。 ![]() 40cmはゆうに超えた茶尾長である。
最初の獲物で本日の目標達成である。
![]() その後、オナガタイムは終わったようで、餌が取られ始めた。 深く入れても、スズメダイが食ってくる。 30センチに足らないクロがポツポツ食って来るが、船長から大島に行こうか、との電話で瀬替わりを決意。 9時過ぎ、肥島を後にする。 ![]() 着いた所はここ。 誰もが知っている特徴的な瀬の横である。 最近の状況と潮の動きから船長が選んでくれた。 しばらく潮が動かず、釣れるのはフグばかり。 少しずつ右に流れ始めると左手に釣り座を構えたGO君がクロを掛け始めた。 ![]() ![]() こちらもアタリが出ていたが、2回連続空振りを演じていた。 朝の「ダメジナ」から「クロマルチ」にハリは変更していたが、やはり「ネムリ系」のハリは早合わせは禁物である。 最初に釣れたのはサンバソウ。 ![]() ![]() 合わせのタイミングを掴むとポツポツとクロが釣れ始めた。 仕掛けはG2のウキで竿二本弱の遊動でハリスは1.7号としていた。二本入ると沈み始めるセッティングである。 手前を流すとチヌが食った。 流れが速くなると一投毎にアタリが出る。納竿2時で、もう1時を回っている。 GO君を隣に呼んだ。すると潮が止まった。うそ〜ん。 おま、潮止めたのぅ。 また、フグが食い始めた。 やや手前に浮かべていたウキが静かに沈んだ。
少しテンションを掛けると狂ったように磯沿いを走り始めた、リールは唸りを上げている。走らせて消耗させるしか手は無さそうだ。 また動きが緩んだ所で勝負に出て見た。竿を目一杯曲げこんで見るが、まったく頭をこちらに向けてくれず、 また、じわじわとラインを奪って行く。弱気になり、あと一走りさせる事にする。もう、そろそろ右手の磯の鼻が気に成っていた。 あそこを回られたら終わりだな。 次に止まった所で最後の勝負に出るが大きく竿を煽った所でふっと軽くなり、ジ・エンド。
![]() その後、GO君がヤズを、わたしがクロを釣った所で納竿とした。 ←本日の死骸一覧。 オナガが光っている。 チヌは45cm位。 口太は大きいので30cm。 口太のサイズに不満があるが、贅沢を言っちゃあいけねえな。 満足のリフレッシュ釣行でございました。 皆様も凪の日のリフレッシュ釣行、如何でございましょうか。
ホームページ |
||