磯の童子

2008 磯上物釣行記
平成20年1月19日

なぬ〜?何が起こってるんだ?

金曜日のこと。

とりあえず釣具屋に行って、オキアミ6Kgと集魚材2袋は買って来た。

さてさて、明日はどこに行ったもんか。

萩沖は?・・・予報は波高1.5mだが、今日の北東風は結構強かった、上がれる瀬は無いかも。それに遠いし。

川尻は?・・・なんか〜、だ〜る〜い〜。遠いぃし〜。

ん〜〜〜〜、ヨシ!蓋井ぢゃ。楽チンぢゃし。

んで、気分を変えて朝4時便で行ってみよう(納竿はPM1時)。
この時間なら急な仕事が入っても帰ってから対応出来るってのもある。

ちゅ事で、夜明け前用にエギングロッドと1.5号竿に電気ウキをセットし荷造りしてから就寝したのであった。


午前3:40分、駐車場に着くと結構空いている。
半数は青物組の常連さんでフカセ組はそんなに多くないようだ。

蓋井島北部に着くとやはり波が高い。低い瀬は乗礁不可能である。
今は風が無いが予報では北東風が吹くと言っているのでフカセ組の希望瀬は北西部の一部の瀬に集中している。 私もその辺りが希望ではあったが、ひとりで釣りをするのに丁度良い北東部の高い瀬に乗礁する事にした。

↓こんな所↓もちろん真っ暗な時間に乗礁。

北東部某瀬
上から見ると

←上から見るとこんな感じ。
波の高さにより、足場とする棚と言うか段を決める。 今日は下から3段目、辛うじて玉網の届く足場である。(青印)

狭いが平らなので動かない限り楽な釣座である。
バッカンを胸の高さの左側にしか置けないので無理な体勢での撒餌をしいられる。

サラシに覆われて見えないが、右側に張り出したハエ根には注意が必要だ。

こんな足場の上、強いサラシの中でエギングはやりたくない。
ジッとしていると寒くなりそうなので、のんびりと撒餌を混ぜ、夜釣り仕掛けを作った。

今日はいつもより太目の1.5号竿に電子ウキBをセット、ハリス2.5号に『あわせメジナ』を結んだ。

そ、暗い内の一発オナガ狙いである。
ウキ下は1本以内の浅棚で流す。(浅棚には実績や情報がある訳ではなく、ただ、そんな気がしたから・・・。)

しかし、電子ウキは一度も沈む事はなかった。夜が明け、時間は刻々と過ぎて行く。

日中用の仕掛けにいつチェンジするか。そして、どこまで細くするか・・・。
迷っていたが、仕掛けが足元のカメノテに絡んだところでチェンジを決断する。

時は8時。いい時間帯に気は焦るが、竿もラインもクチブト狙いに切り替える。

いつもの1.2号竿に1.7号ライン、ウキはG4、ハリスは尾長対応最低限の1.7号に6号の『ひねくれグレ・ストレート』を結ぶ。

ガン玉6号の二段打ちで、まずは様子見に全遊動で仕掛けをゆっくり落として見る。

こんな仕掛けをサラシに直接入れてはウキとハリ(付け餌)は泣き別れだろう。
比較的穏やかな所で仕掛けを馴染ませてからサラシの左サイドに潜り込ませる様に流して行く。

サラシの先端部でウキを見失った。
ん?アタリ?まだ一投目ですよぅ??

大きくアワセを入れるとお魚は真下に突っ込んで行く。クロじゃ!まさかオナガ!?

何度かの突っ込みにラインは出し過ぎない様にハエ根を避け左へ左へ誘導しながら浮かせて行く。
海面近くまで来ても突込みが無い所を見るとクチブトのようだ。

あら?春日丸が見回りに来た。瀬に近付き、そして無言で去って行った。

その時、玉網を持ち波の間合いを見ながら、タイミングを見計らってタモ入れ。
と、カッコ良く行きたかったが・・・。

一回目失敗、二回目のタイミングが取れず両腕共ヘロヘロでやっと玉網に収まった時には遥か彼方に船尾を見せていた。
もしも玲次船長なら「何だかんだ」とマイクでコメント(?)を頂ける場面である。

1枚目43cm、am8:00

で、上がったのはコイツ。

40cmは超えたでっぷりとした魚体。

余は満足ぢゃ。

岩場を登って活かしバッカンにお魚を入れて、水を汲みに岩場を上り下りする事、数往復。

疲れるよココ。

2枚目46cm、am8:25

竿は出したけれど、まだ腕がダルイから喰っちゃダメよ。

20分後、そろそろ喰ってもいいよ。

少し沖目のサラシの先端でユルユルとウキが沈んだ。

デンと構え、底をゆっくりと動く大型の挙動。
竿の弾力を最大限に利用して小刻みに浮かす。

今度は一発でタモ入れ成功。

で、コイツ。二枚目ともなると写真も雑である。

ヒラマサ66cm、am9:20

沖までサラシに乗せて、ヒラマサ。

左沖に走ったお魚をそっくり返って止め、 竿をめいっぱい曲げ込んで寄せたが、 右のハエ根での瀬ズレに冷や汗をかいた。

約15分の攻防の末、奇跡的に取り込み成功であった。

ハイパーガイヤは強いですわ。

よ〜く見るとハリが二本

掛かり所も良かった。

あれれ?ハリが二本。

どなたかの仕掛けを引きちぎった経験があるらしい。

君の学習能力はど〜なのさ!?

3枚目42cm、am11:50

納竿一時間前、またも40UP。

干潮で釣座下のハエ根が波で洗いタモ入れには苦労させられ、腕に乳酸をタップリ溜めた。

三枚目ともなると写真もさらにエエ加減である。

でも、今日は大サービスデーじゃね。

こんな日もあるんだね〜。
しゅ〜りょ〜^^v


いやいやいやいや、なんと申しましょうか。

40UP3枚はちょっと驚きです。
尾長なら想定の範囲内ですが、クチブト三つは夢にも思わない釣果でした。

おなかがパンパンでしたから、産卵で”たまたま”私の瀬の前に寄っていたのでしょう。

ん〜でね、次回からがコワイのよね。

数年分の運を使っちまったのでは無いかえ〜?

使用渡船 春日丸のサイトへリンク。
※予約電話の奥様の明るい声は元気が出ますよ〜。(って、書いとこ。このページ見てるみたいだし。汗)


:::ヒラマサとブリの見分け方:::

釣り師ならほとんどの方はご存知でしょうが、普通の人には区別が出来ないでしょう。 (まあ、そんなシチュエーションもありませんが・・・)分からないって方の為にちょいとウンチクを。
下記がヒラマサの特徴です。

3枚目42cm、am11:50

1.上顎の上角が丸い。
唇(?)で見るとブリでも欠損又は個体差で丸いのも居ますから、凹んだ方の角を見た方が確実です。

2.腹鰭の先端より胸鰭の先端が前にある。

ブリは上記ではないものとなります。

※うちの爺様、ヒラマサを見て「鯖か?」だって・・・。爺様には丸いお魚と長いお魚の区別しかない様です。

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