磯の童子

2008 磯上物釣行記
平成20年7月5日

米水津は真夏だった

微妙な天気予報であった。

一日雨もあるし、一日曇りもありそうだし、一日晴れでもおかしくない予報である。

バッグに合羽を忍ばせ、クーラーボックスには冷たい飲み物を多めに入れて、どんな天気でも対応出来る準備をした。

今回の同行者は、今期、人生初の石鯛を宇治群島で仕留めて、すっかり石鯛釣りにハマってしまったGO君とF君。 そしてフカセと疑似餌釣り色々で参加のルアーマンK君である。

小浦港に到着した時には本降りだった雨は出港時間の4時には上がり合羽は不要となっていた。

横島四番

本日の予定は米水津の当番瀬横島四番で底物&上物である。

今期初の石鯛をゲットしたい。
そして噂の大尾長を釣ったろかい。

そんな欲張りな目論見であった。


石鯛狙い

底物のポイントは平瀬向きである。

餌はガンガゼをメインに使った。

朝一の上げ潮に賭けて竿を出したが、本命のアタリは無いのですぐに私は上物に切り替えた。

餌取り

撒餌の準備の為に水汲みバケツを落とす音に餌取り達が集まって来た。

撒餌をするとこんな感じ。

コガネスズメダイの大群にハコフグとカワハギ、シラコダイも少々見える。

クロの姿は見えない。餌取りを避けると餌は残り続けた。

上げ潮が強くなり3番との水道を流れ始めるとフカセは釣りにならず底物竿に持ち替えた。

北向き

午前8時。満潮時の北向きの画像である。
左のハナレが平瀬で当日は潮が高くて二つに分かれている。(当然、人は乗っていない)

平瀬の奥に見えるのが清松で朝からパラソルが立っていた。

右の大きなピラミッド型の瀬がキナルで釣座は白い荷物が見えている周辺だけである。

7時前から早くも下げ潮が流れ始める。餌取りのアタリ多数。本命は???であった。

下げ潮が強くなると根掛かりが増える。

南向き

こちらは南向き、3番の画像。

たまに竿を曲げていたが、好調とまでは言えない様だ。

コナガ

やっと、お魚画像。

まず、下げ潮の時間帯に遠くまで流してイサキを一匹。

上げ潮に変わってから三番近くまで流して、このクロ一匹。所謂コナガである。

このクロの前に良型クロをすっぽ抜けでバラシ。

それが今回の全てであった。


さて、ここからは四番で観賞したお魚のお話など。

午後からの上げ潮、当て潮の潮目に小さなベイトが群れていた。
しばらくすると、海中でギラリギラリと反転する青物の姿が見え始めた。
40cmくらいのシマアジの群れと思われるが、中には巨大なギラリ(ヒラマサか?)も現れたりするのでドキッとしてしまう。

ルアーマンK君がジグやバイブレーションを引いてみるが反応は無かった。

今度はイカが現れて、慌てて餌木に結び替えたがコヤツらも餌木を無視。

すると潮目の深い所にクロらしき影がチラホラ。

先端から撒餌を入れると左側の巻き込み潮にはコガネスズメダイの群れ、右の当て潮の潮目には大クロの群れが浮いて来た。
GO君とK君がフカセの仕掛けを入れるが、見える大クロは付け餌には見向きもしなかったらしい。
GO君が三番付近まで流して35cm程のクチブトを釣っただけに終わる。

今度は私が三番向きに上物竿を出し、先端の潮目に撒餌を入れると巨大な尾長が海面まで浮いてきた。 コイツはたまに気向いた時にだけ浮いて来るのだが、居るのが分かっていても驚いて声を出してしまう程のサイズなのだ。 その内、クロの群れも集まって来るが、あのデカオナガを見てしまうとハリスを落とす気にはなれなかった。 クロは完全に付け餌を見切っている。撒き餌と合っていても付け餌をかじる事はなかった。

その頃には私を含めてみんな真夏並の太陽にやられて仕掛けをイジル気力も失い、ただただ、投入を繰り返すのみであった。

もちろん、水分の補給や頭に水を掛けて冷やしたり体調の保全を忘れる事はなかったのは、身の危険を感じるほどの暑さからであった。 港に到着した時にはみんな無事で良かったと胸を撫で下ろした程である。

しゅーりょー


夏の昼釣りはパラソルを立て日陰を作りましょう。危険ですぞ。

米水津・小浦港 長伸丸 0972-35-6735
佐伯フィッシング(底物の餌専門) 0972(23)5787

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