磯の童子

2008 磯上物釣行記
平成20年12月27〜28日

竿納めは米水津で

なにーーーーっ!ありえへ〜ん!

「口を使いません」

渡船業者の掲示板で、これを見たのは釣行前日であった。

つい10日前までは爆釣爆釣の記事ばかりがweb上に転がっていたのに・・・。
いつかは終わる。そりゃ、終わるさ。

よりによって・・・今ですか。


年末はいつも大賑わい。出来る事ならナイターが得策であろう。
って事で、午後2時便(回収便)で行く事になった。

メンバーはGO君、Mさん、私の3人。たったの3人でも”メーヨを賭けた”優勝が争われるのである。
ちなみに前回はMさんと私で優勝を分けている。

快晴

予報どおりの快晴、穏やかな天気である。

船長には僅かな期待も打ち砕くお言葉を頂いた。「2、3日前から急に釣れんようなって・・・」

写真は沖の黒島であるが、向かったのは鶴御崎方向である。

乗礁はこんなとこ

船長おすすめの某瀬に寄ったが、当日のお客さんは全く釣れていないとの事でパス。

鶴見との境界まで航行したが、『汐吹き』から先はどの磯もすでに翌日の客が瀬上がりして待っている状態である。

先程のおすすめの某瀬に乗礁となった。

先客にヒット

先客は本当に何も釣れていないと言う。
お話を伺うと奇遇にも先々週、お隣に乗礁していたお二人であった。

この方々、先週も来て好漁、先々週はダメダメで今日は撃沈。

て事は?・・・大潮がダメな日、または我々が来る日がダメな日か?

納竿一時間前、竿が大きく曲がって目測45cmゲット。
我々も救われた価値ある一枚であった。

GO君のクロ46cm

5時少し前からの竿出し。お魚は見えない。

深く入れるとキタマクラにハリを食われる。

ウキが確認しづらくなる頃、GO君が竿を曲げている。瀬に張付かれながらも無事取り込んだお魚は目測40cm弱?

玉網のクロを見てアララ、薄暗く目測を大きく間違えていた。46cmの優勝候補であった。

夜は鯵

夜は鯵が釣れると船長は言っていた。
本当であった。

電気ウキに替えた途端に鯵が食い始める。不思議な事に型はバラバラで20〜35cm。 ※GO君は35cmを大きいアジゴと呼んでいたが、それ鯵でいいのとちゃいますのん?

しばしオカズ釣りに勤しむ。
すぐ飽きた。

火ってありがたい

オガライトを燃やす。

チビリチビリやっていると腰はドンドン重くなり、寝袋の中の人となった。ヌクヌク〜。


夜明け


こんな所まで上がっている

夜中に近くの瀬に着けていると思ったら、普段は上がらない真裏のこんな所まで来ていた。

ちなみに二度玉網入れを見た。GO君によればクロっぽかったそうだ。

夜半過ぎから強くなった風は、時々突風となって体を揺らす。よって風対応の沈め釣り仕掛けとしている。

潮は微妙だが少しは動いている。
9時。左沖方向に緩く流れて行ったウキが僅かに変化して餌を取られた。

集中して同コースを流すと、同じ辺り、棚一本チョイでウキが『ふわっ』。

大きく合わせると重量感のある引き込みを見せる。ハリスは1.7号、よっぽどのヘマをやらかさない限りバラス事はないだろう。
ゆっくり安全な方に誘導しながら浮かせたお魚は体高のある立派なクロである。わ〜ははっ!

9:00やっと釣れた48cm

昨日の一枚で余裕っこいていたGO君を落胆させるに十分な48cmであった。わ〜ははっ!

その後、いい潮が入って来るのだが生命反応一切無し。なぜぢゃ?

もう納竿まで40分。GO君はあきらめて道具を片付け始めた。

それに合わせるように瀬際を流れる撒餌にお魚がチラチラしはじめていた。アレはイズスミの群れだろう。 そしてその下にはクロが時々すっと動いているような気がする。

仕掛けチェンジの時間を惜しみ深く沈める為に作ったぼてぼての仕掛けをそのまま瀬際の撒餌に合わせた。

沈むスピードが増して、合わせるとすぐにハリ外れ。糸ふけを出し過ぎてアワセが効かなかった。 何度も流すがお魚の出てくるタイミングと合わなければ餌も取られない。

やっとアタリが出てアワセも効いて、苦労の一枚を慎重に上げると35cm弱のクロであった。

そして時間切れにて・・・しゅーりょー


釣れたクロはみんなで三枚だけ。

しかし、状況は良くなる傾向にあると見ています。

正月には又釣れ出していると信じます。

米水津・小浦港 長伸丸 0972-35-6735

Copyright (C) 2005 by "Kouten douji" All Rights Reserved