磯の童子

2009 磯上物釣行記
平成21年2月7日

陽気に誘われて米水津へ

この週は穏やかな天気が続いていた。
こんないい天気は釣り人の心を乱す。

週のなかば、GO君からメールが入った。「今週は行くよ」
後先考えず「わしも連れてけ〜」と返信。

釣れた情報、釣れない情報が飛び交っていた。
総合すればムラが多いとなるのだろう。
こんな時には運を天に任せ、全てを船頭に任すしかないのだ。

3時出港の長伸丸は客と荷物を満載して半島方面に進む。
我々グループが最初に降りると聞いて、すぐにどこに着けるか予測出来た。

4人乗れて当日当番のカイドク周辺で最初に着けやすい瀬と言えばアソコだろう。
私の苦手な瀬。潮がハッキリせずにあっちこっちに流れる訳わからん瀬。

やはり予想の瀬に着けた。船長ワンパターンやわぁ。
あわただしく荷揚げを終えるとW君のロッドケースとオガライトを忘れていた。 夜明けまで長い。
次の便でロッドケースが来るW君にエギングロッドを渡し、私はウッドストーブの世話をする。


ストーブ ストーブ

ウッドストーブは夜明けを待つ間の退屈しのぎには十分過ぎる遊び道具だった。 火は直ぐに付いたが、鍋底を汚したくないので炭がオキになるまで待ってからお湯を沸かしコーヒーを飲んだ。

この火が有る内にとカップラーメンも食った。
そして満腹で動く気が失せた。

穏やかな夜明け

静かな夜明けだ。

夜釣りでGO君が竿を曲げていた。
やはり彼は、彼である。アナゴなんか釣るかなぁ。

30弱?

夜明けから000号で全遊動沈めとしていたが、食って来るのはチャリコ(真鯛の手の平サイズ)ばかり。

数度、餌を取られたので仕掛けチェンジ。

竿1本のG4の遊動にするとアタリが出始めた。サイズは30前後と小振りだが贅沢は言わないよ。

本日の最大

9:40。クロが浮くのが見えた。

仕掛けが馴染む前に食って来た。

ヒキの強さから40位と思ったが、上がって来たのは体高のある37cmであった。

小さなアタリが取り易い仕掛けで、
しっかり撒餌にあわす事が出来ればポツポツ釣れた。

サン様越しに見る左の釣座

サン様越しに見た左の釣座。

奥がW様。手前がS様。

W君は右に釣り座を移してから1枚。

S氏はこの釣座で35前後3枚。

右の釣座と隣の瀬

竿が立っている所が私の釣座。

頂上にはGO君がいる。
朝早く1枚釣ったっきりの様な・・・?

右遠方は当番瀬だが、不思議なほどのんびりしていた。
何度かは竿を曲げていたが、よく寝る方たちだった。

本日の干潮が10:30。

上げ潮を期待していたが、11時頃少し動いただけでその後は全く動かなかった。

午後からは付け餌が残り続けた。
何でもいいから食ってくれ。と沈め仕掛けに戻して深く探りはじめていた。

突然、ラインをひったくるアタリが出た。
何とか止まったが、全く寄って来ない。
ハンドルを2,3周巻いたら走られを、二度繰り返し、お魚との距離が遠くなる。

お魚はジワリと寄り始めた。小刻みでスローなポンピングを繰り返していると突然竿が起きて直ぐに根掛かり。
口から抜けたハリが沈み瀬に引っ掛かったようだ。
犯人は重量級のお魚なのでカンダイだと思うが・・・??

知らぬ間に釣れたクロ

最後の手段、細仕掛け、小バリでお魚に気付かれぬ間にお腹に入れてしまえ作戦を試す。

作戦通り、まんまとクロは呑み込んでくれたが、釣り人もそれに気付く事はなかった。

仕掛けを回収したら食ってやんの。
しゅーりょー

まあ、7枚釣ってるのでヨシとしましょう。


しゅーりょー

半島をあとにする。

厳しい時期に入ったようだ。

しかし、地磯でいい思いをした人も居るのだ。

私からは、一応、地磯をお勧めしておきます。


米水津・小浦港 長伸丸(渡辺船長) 0972-35-6735

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