米水津でイロモノ釣り

今年初の米水津であるが、いい情報はひとつもない。

にもかかわらず、
相変わらずのアンポンタン集団は7人の大所帯での釣行である。 その上、磯釣りデビューの若者がいると言う。 愛があれば普通は誘わない状況であるが、まずは厳しさを教えるのもいいのかも知れない。 （と誰かが言っていた。そ〜か？）

4時便の長伸丸で地磯方面へ。

Ｓ君と共に降りた所はこんな所。

遠景の横島先端部には光芒が射す。
さすがスター瀬である。

乗礁時には風もなく穏やかだったが、時間が経つに連れ左後ろからの回り風が厳しくなる。

作った仕掛けは000号ウキでの沈め釣り。1.5号ハリスとしたが、一ヒロ半で1.5号終了〜。仕方なくこの短目のハリスを結ぶ。

数投目で竿引きの当たり。クロである事を祈ったが、途中から下品な引きに変わり、目付きの悪いコイツであった。

その後、たまに食ってくるのはチャリコだけである。

朝から当て潮で磯にぶつかった潮が瀬に沿って流れる。

右手前の瀬際に深く入った頃、道糸がスルスルと引き出され、アワセを入れると中々の重量感で真下に突っ込んで行ったが、 最初の走りが止まると後は重いだけである。

はは〜ん、先程から瀬際をゆらゆらと踊っていた赤いヤツに違いない。

まじまじと見る、、、悪いがほんとにブスだなぁコイツ。

000号ウキ+1.5号ハリスの沈め仕掛けから0号ウキ+1.25号ハリスの全遊動仕掛けに変更しているが、 仕掛けの入りが気に入らずウキをとっかえひっかえ、瀬際にクロらしい姿が一瞬見え、 仕掛けを固定にして見たが釣れぬまま、クロの姿は消えてしまった。

風向きが変わり左後ろからの風が容赦なく吹き付ける。 体が浮きそうになるほどの突風が吹き付けると、しゃがみこみ、手を着いて耐えるだけである。

朝の000号ウキの沈めに戻すが、沈み方が早過ぎると感じていたので、 沈むスピードにブレーキを掛ける為にウキの１ｍ上に0号固定ハリスウキを付けたヘンタイ仕掛けにチェンジ。

納竿1時間前、風がやや緩んだが流れは相変わらず押し付け加減の左に行く潮である。

右隣のＳ君がキープサイズの真鯛を釣った。際で真鯛？マジですか。

それならばと、根掛かり覚悟で瀬際に深く深く入れてみる。

左手前に深く入った仕掛を張り気味にコントロールしていると、不意に竿に重量が掛かり、ギューンと沖へ一直線に走る。 竿を立てながらレバーブレーキでラインを送りスピードが緩んだ所で、踏ん反り返って止める。
おお、こりゃ良いサイズかもと、慎重に寄せに掛かる。
この引きはナンだっけ？
あ、そうだ、チヌだチヌ。そうに違いないと寄せたお魚が見えるとピンク。ああ、そうか、鯛狙いで深く入れてたんぢゃった。

お土産が出来て良かった良かった。
55ｃｍまぐれ鯛でしゅーりょー。

クロの気配が有った（様な気がした）時間帯もありましたが、食わすことが出来ませんでした。
この日、他のグループを含めてもクロは釣れていなかったようです。

しかし完全に終わった感じではなく、ちょっとした変化で食うような気がしています。運試しに行かれてはいかがでしょうか。

米水津・小浦港　長伸丸（渡辺船長）　0972-35-6735