磯の童子

2010 磯底物釣行記
平成22年4月30日〜5月1日

GW遠征**まさか本当にコケルとは**

今年もGW津倉瀬遠征である。

昼は底物、夜はオナガを狙う。これなら二兎を追ってもコケたりしないだろう。
クロは良く釣れているので、お土産の心配は無さそうだ。


今回もシマノ軍団に私ひとりダイワ派が混ざっての釣行であるが、 この軍団、ただのシマラーでは無く、シマノ関係者達であるから、相当、私は肩身が狭いのである。 誰ひとり文句を言わない事に感謝しなければならないだろう。(私の人格のなせる業なのか、ちゃうね)

ありがとうね〜。


5台に分乗して、食事休憩を挟みつつ7時間の串木野新港までの大移動。

港に着くと結構な風である。
津倉瀬は無理なのとちゃいますのん?

わし、安全な所がエエです。

9時出港の『Free Style 翔』は船底を叩いての航行だったそうな。
わし、知らんなぁ。
鷹島と津倉瀬とに別れての乗礁らしい。
で、私らは成り行きに任せていると津倉瀬3番南へ5人での乗礁となった。

上物3人と底物2人である。どうも按配悪そうな・・・。

夜明け

ナゼか夜明けまで誰も動こうとしない。
私は岩場に座っていたら眠ってしまった。

デルタ地帯

上物組が始動する。

ここを知る方はご存知だろう、最高の上物ポイントである水道向きデルタ地帯。

実は上げ潮の底物ポイントでもあるが、我々は遠慮せざるを得ないだろう。という意味のでの”按配悪そうな”なのであった。

つ、事で、イレグイ状態のクロ釣り(とサメ釣り)を見せ付けられる事となった。 『来たー、サメサメサメサメー!』とか聞こえて来るが、あんたらナンか楽しそうじゃのぅ。

コイツだけ

底物組は東向きに釣り座を構えた。

餌は直ぐに盗られる。
こいつの仕業である。

午後からはさっぱり餌も盗られなくなって、退屈〜、眠い〜。ぶつぶつぶつぶつ。

上物組も静かになった。しばし休憩のようだ。

夕方の見回りの時、『底物は全然ですわ(困り顔)』と船長にカマを掛けて見たら、『明日朝の潮に期待ですね』だって。
そうかも知れんが。ああ。

2日目の朝

2日目の朝を向かえていた。

昨晩と今朝、上物モンスターロッドを出してみたがオナガは不発であった。

どうにもならんな。

お土産に鯖をキープしておく。

二刀流でコケタ

明るくなってからの底物は昨日よりさらに悪化、餌取りも少なくなった。
上げ潮の向きがやや変わり始めた頃、S君のピトンにセットしたロッドが曲がり、釣り人が飛び付くのが見えた。 S君、本石にて坊主脱出である。
わし、プレッシャーやわあ、って言う間もなくしゅーりょー


S君が言う「背中が凄い汚れとるけど、どうしたん?」

「うっ」。
無かった事にしていたが、証拠を残したか〜。

実は今朝、人知れず大転倒をやらかしていた。

ここの岩場は海苔が付き、濡れると滅茶苦茶よく滑る。 気を付けていた積もりだが、足元をすくわれシリモチをついたら、それで終わらず岩との接点が尻から背に移り、肩まで行くともうワカンネェ。
多分でんぐり返しみたいな事になって低い方に転げたのだろう。 目前に平らな岩面が見えた。(ああ、これはサンカクスイに凹んだあの割れ目だ。ここなら海に落ちないで済んだぞ。)と一瞬で判断しながら顔面をガードした。

どっこも痛くないっす。良かった良かった。

と、コケタ事を白状したのだった。


なかよし

船から降りる頃、鷹島に行ったGO君のニヤついた顔が見えた。

「なんか機嫌がエエのう」と言うと、更に顔が崩れる。

F君と仲良く。ほほえましいワイ。

2人分

そりゃあ、機嫌もイイわなぁ。

本石二枚はF君の、"やや口白"二枚はGO君の釣ったお魚である。もっと強烈なヤツをバラしたと言う事だから恐ろしい。

この差はなんなんだ。
S君のオコナイが悪かったに違いない。あはっ。


頭から湯気

桜島も噴煙を上げるわい。

わしの頭からも湯気が上がっていたであろう。

鷹島ええのう。
お二人さんオメデトウ。


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