磯の童子

2012 磯釣行記
平成24年12月29〜30日

No.17 納竿釣行はいつもの所で

竿納めはやっぱり好調の米水津が良かろうと、お誘いメールを発射するとナイターで計画中との事。

ナイターのグループに入れて貰うのがいいか、単独突入がいいか考えている内に天候がアヤシイ雰囲気となる。

29日朝は波が残り、徐々に回復に向かうようだ。30日は釣りになるだろうが、前日入りの釣り人で満員になるのは間違いないだろう。

こりゃあ29日入りのナイターが賢い選択だろうと思っていたら、タイミングよくF君よりрェ入り、ナイターのお誘い頂き即答で同行を決めたのだった。


小浦港に着く直前、出港する長伸丸や他船が見えた。

戻って来た長伸丸に乗り込み、半島方面に進むが先端方面は満杯らしく、ワニ、ムロバエを見渡した所でUターン。地磯方面へ戻って、まずF君とW兄弟の3人組が降り、隣の『カネイシ』なる瀬にS君と共にに乗礁した。
あら?ここって磯マップに載ってないのね。


イスズミ

すでに夕マズメ、急いで準備をして釣りを開始する。

アジ子の襲撃を受けるが直ぐに消え、S君が1枚2枚とクロを掛ける。

私にもドカーンと来て、走り捲られたのは・・・・こちらのお魚。
薄暗く見難いがイスズミ君である。先端部の棚が張り出した付近に釣り座をとったので、掛けたお魚はみんなここへ突っ込んで行くのだ。

よって、暗くなるまでに2バラシ(魚種不明)にてナイターに突入である。

クロ1号21:25

夜釣りの獲物はアジ、そして運が良ければ真鯛であろうと、ドーンと重い仕掛けで落とす事にする。

餌を盗られぬまま数時間が経過。
明日は雨になると言う。今のうちに何か釣って置きたいと夕食を後回しにして釣り続ける。

S君が寝袋に潜り、隣瀬の3人が休憩に入った頃、鰺が食い始めた。お土産釣ろうぜ。って起きてるの俺だけかいっ!

瀬際でクロがマグレ当り、40UPの良型である。

鰺の回遊が少なくなり、ネンブツダイが食い始めたので、私も急ごしらえのベッドルームに入る。

夜明け7:26

3時頃から降り始めた雨は絶え間なく続き、釣り意欲を減退させていく。

7時半、ようやくウキが見えるようになり、やる気をふるい立たせて釣り開始。

餌を撒くと水面が盛り上がる程のアジ子。無理やり上げたテンションが急降下。

早速、休憩に入る。

クロ35 10:00

一時間の休憩から戻るとアジ子の勢いが低下していたので、仕掛けも一新して再スタートする。

例の沈み瀬が気になるので、ハリスは1.5号以下には落とさない。『エイジア』G4ウキ+G6ガン玉+『掛かり過ぎグレ』5号で3.5ヒロまで落ちるとゆっくり沈む仕掛けとする。

アジ子さえ居なければクロは釣れるようだ。

アジ子が留守になった僅かな時間で釣る事が出来たのは足裏サイズ数枚と最大の35cm1枚のみ。

隣の方々

隣はどうなんだろう。

ブルーシートのテントが立っているが、やけに小さいような。

んん〜〜?人か〜?

磯のホームレス

よくよく見るとブルーシートをマントの様に羽織るF君である。

この恰好で竿を振る姿は異様であり滑稽であったが、強風を受けて凧の様に舞い上がらないか心配でも有ったのだ。

マイルーム

雨が降りだす直前、シートで屋根を作っていた。
寝袋は使わず防水寝袋カバーで寝たのだが、濡れる事なく非常に快適であった。

休憩時間にこの下に潜り込むと、雨の中へ出て行くには相応の勇気が必要なのである。

台風並み

正午頃、雨が上がった。
予報は的中して、猛烈な風が吹き始めた。

風速15mの予報だが、時折通り過ぎる突風は20mを超えているのではないだろうか。

この風が来ると体を低くして耐えるしかないのだ。

白波を立てながら通り過ぎて行く風を写真に収めるのは不可能である。何故ならカメラを持つべき手は体を支える為に必要なのだ。

しゅーりょー

重石

こんな強風の時、軽くなったバッカンは飛ばされないように、水の入った水汲みバケツのロープで結んでおくと良い。

えっ?みんなやってる?

私、この日初めてこの手を思い付いて、テンション上がりました。


今回の納竿釣行は雨、風、鰺子の三重苦でございました。

場所によっては釣れている。というか釣れてる所の方が多そうな気がします。

2012最後の釣りは(も?)、運悪く調子の悪い所に上ってしまいました。

次は良運が来る番でしょう。
2013年は良い年になるんです。なるんです。なるんです。

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