渓の童子

2017 渓流釣行記

平成29年4月16日 某大物P

大物を捜しに

前日、某氏が良型を釣ったらしい。
これは負けては居れぬと珍しく早朝(夜中)に出発したのだった。  

思えば昨年のこの日も、後ろめたさを憶えながら同じ釣り場に向かっていた。早一年、今日の穏やかな一日を感謝しながら過ごしたい。


 

快晴無風、あまりにも天気が良過ぎはしないだろうか。

下がった水位と動かない流れと鏡の様な水面。 

早めに見切りを付けた方がいい様な気がする。 タックルを作りながら今日は丁寧に攻めようと決めていたのにそんな事も忘れて、雑にひと通り攻めるとさっさと場所移動したのだった。 

 

移動して最初に釣れたのは銀化のチビ君。俺にはこんなのしか釣れないのか。

粘るも反応は薄い、これはどうしたものか。時々遠くでライズの音がしているが近付く気配は無い。

お魚はこの場所を危険と認識しているのだろうか。考え始めたら動かずには居れなかった。

 

ポイントを替えても静かに時間は過ぎて行く。

掛け上がりを長くトレースしようと立ち位置を変え斜めにキャスト。

ズンと重量が加わった。根掛かり?

ロッドを煽ると生き物の気配が。

キターーーーッ!

 

こいつは、ゆっくり寄せよう。  

ラインの角度がお魚の位置を教えてくれる。深い所で抵抗しているようだ。

時々感じるゴリッとした感触はラインが何かに触れているのだろうか。

 

ロッドを高く上げ、カケアガリ(ルアー用語ではブレイクと言うらしい)から引き剥がす(つもり)。  

お魚が見えて来た。重量感の割りに小さい。左右に突進するお魚、はやる気持を抑えてゆっくり浮かせてネットイン。

ん?あるか?(40cm)

雑に当てたメジャーで目標に足らない事がわかったので、計測を止めた。いいお魚なんだけどね・・・。

 

その後、同ポイントでしばらく頑張ったが反応なし。  

車に戻り早い昼食をとった。
さて、どうしよう。

チビを釣ったポイントに戻ってみた。
ガツンと来て凄いスピードで駆け回るが重量感はない。これでも尺はあるがまったく物足らない。

そろそろ帰りながら本流調査でもしよう。

 

大淵の花筏。

水中でも花びらが舞っている。  

これじゃあ、お魚はどれに食い付いていいか分らないんじゃないのか?

 

そんな事はなかった。  

チェイスは多かったがこんなサイズである。

その他の本流ポイントではチェイスすらなかった。ルアーへの反応が良くなるのはもう少し先だろうか。 


大物ポイントは釣り人が増えているような。 

それぞれ自分の好きなポイントがあるのでしょうね。 

もう一度位は行ってみようかな・・・。 

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