磯の童子

2009 磯底物釣行記
平成21年4月29,30日

No.1 今年は離島からスタート。

一ヶ月ほど前に津倉瀬釣行のお誘いをGO君より受けていた。
『津倉』と聞いて私の頭には『ホワイトマスク』の姿がはっきり見えていた。
さて、餌は、仕掛けは、ポイントは、と情報集めで楽しい一ヶ月を過ごしたのだった。

※ホワイトマスク=口白石鯛=石垣鯛の雄の老成魚。

前回の津倉瀬遠征同様、今回も某S社の釣りクラブの行事にオブザーバー参加なのである。
今回は私を含め底物釣りが4人と上物釣りが9人の総勢13名の大会となった。


夜明け

阿久根港に着いたのは何時だったか?
出港は何時だったのか?

とにかく、港に着いて『第3海交』に荷物を積み込み、船室に潜り込み、 横になったら知らぬ間に出港して知らぬ間に津倉に着いていた。

慌しく着替え、慌しく荷を準備し、言われるまま瀬に上がるとそこは三番の北側であった。日の出の時間の事である。

3番ポイント図

飛沫をかぶる様な場所には海苔(?)が付き、湿っている所は全くホールドが効かず気を抜けない足場である。

2番向きの踏ん張りの効きそうな所で4人並んで竿を出す。

ポイントかどうかも分からないが、やってみるしかないのだ。

私の正面には沈み瀬があり、その瀬手前の溝の左側は浅く右に行くと一気に深くなっている。

その深くなった辺りをポイントとして、探る深さを変えながら壁に這わす釣り方とした。

ハリセンボン

まずは赤貝(サルボウ貝?)を付け餌に釣ってみる。

ゴトゴトとアタッて来たのはコイツ。

いつまでも餌をくわえてフワフワとしている、とぼけた奴である。

シラガウニに替えても、やはりコイツが食ってくる。

大小交えて4、5匹釣ったろうか。完全にコイツのアタリは覚えてしまった。

シラガウニ

持参した餌は赤貝10Kgとシラガウニ6Kgである。

赤貝もシラガウニも使うのが始めてで、必要量が掴めなかったが、今時期であれば赤貝メインでシラガウニは2Kgもあれば十分のようだ。

私は使わなかったが、ガンガゼウニの喰いは悪かったようだ。

石鯛

午前中、GO君が1枚釣って、みんなを焦らせる。
私も初めての本命アタリに焦って空アワセ。
その後、長い沈黙の時間を過ごす事になった。

午後の潮替わりで餌取りのアタリが多く出ていた。

潮止まりに作っていた、シラガウニの芯4個掛けを付けると長い前アタリの後、気持ち良く走ってくれた。

50cm弱の石鯛であった。
ここでは物足りないサイズである。

それでも、めっちゃ嬉しかった。


2番

2番全景。左端と右端に底物釣りが入って、中央付近にフカセ組がいる。


釣座

3番北先端部はクロのポイントである。
日中のフカセで4番にぶつかる流れでクチブトが食っていた。

右の釣り人が底物の釣り座の一番左端のF君、右に私、GO君、S君と並んだ。 同サイズの石鯛が3枚出た、F君は残念だったが、クロの40cmクラスを釣っているのでいいのとちゃう?

先端に居るのはGO君で、早々と石鯛を釣って、後は大部分をフカセ釣りで過ごしていた。

夜釣りは4番との水道を釣ったが夜尾長は不発に終わった。・・・しゅーりょー。

帰港

翌朝の10時回収でバタバタと荷を積み込み、船室に潜り込むとあっと言う間に阿久根港。 外の風景は見ず仕舞いであった。

船から降ろすイグローはみんな軽かった。クロは数も型も出ていない、底物も我々が良い方だったようだ。

優勝魚

この尾長がY氏の優勝魚だったと思う。

53cmだったかな?(すみません、よく見てませんでした)

良く肥えたお魚であった。
二番の崖の様な場所に一人瀬替わりして、夕マズメに釣ったらしい。 熱意の勝利と言っていいだろう。


どうも今回は期待が大きかっただけに、不完全燃焼に終わってしまった。

個人的には朝の瀬上がりで腰を痛めてしまい、内心はデカイのは勘弁してよ、 適当にデカイの数来てくれんかな、なんて贅沢な事を考えながらの釣りであった。

腰を万全にしてデカバンに挑みたいものです。
地元の離島見島辺りで。


使用渡船 第三海交 竹下船長 0996-72-2966
高野釣具店(底物の餌) 0966-82-4505

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