磯の童子

2014 磯釣行記
平成26年8月23日

No.12 福の神

金曜日、嫁に明日は川に行くと伝えて、ネットで雨量を確認する。
私のホーム周辺は午後から激しく降ったようで、結構な水位を示していた。
こりゃ、奥の方しか釣りにならないかも・・・。

その時、S君よりメールが入った。
『あした蓋井に行きませんか?今のところ、3人なので』。
『なら、行こうか』と返信。天気予報を確認すると、幸運にも雨マークが消えている。


釣れちゃったメール  

春日丸は、ルアーマン一人、カゴ一人、底物五人を乗せて定刻三時に出港した。

私の『福の神』GO君も来ているのでイイ事あるかも。
それぞれが希望の瀬に上がり、私は誰も希望しなかった瀬に単独で乗礁した。

約一ヶ月前に乗礁して僅かなアタリを確認できた北東部の磯である。隣の瀬にはF君とGO君が乗礁している。

魔のメール

乗礁の瀬で捕ったカニ餌ではアタリが出ていたが、雑魚のようだ。

バフンに替えるとアタリはなくなる。

6:33 北西部の瀬に単独で上がっているS君より写メール。

『きました!』

デカッ!S君の読みが的中したようだ。

7:30 ようやくこちらでもバフン餌にアタリが出始めていた。

小さなビリビリコツコツとした餌取りの様なアタリである。
その感触のまま重量感が増した。(なんだこれ?コブ?まさかの本命か?)

手に感じる重量はどんどんに重くなり、それに追従して竿先を下げて行く。
重さにスピードが加わり、更に加速する。来たーーーっ!

体重を掛けたアワセ。竿を起こす時にラインが少し出たようだ。
ドラグを締めて寄せにかかる。 

小刻みなポンピングで竿を立て過ぎないように気をつける。
右に左に重々しく突進するお魚に付いて竿を振り、徐々にラインを回収する。(イシ?コブ?)まだ確信がない。 

二度ほど強い突込みが有ったが、何とか踏ん張り距離をつめる。薄っすらとお魚が見え始めた。
やった、青だ。水面下で青っぽく光って見えるのは石鯛である。
緊張しながら浮かす。海面を割った途端にバシャバシャと暴れる石鯛を静かに竿を振ってなだめる。  

見事なメスの石鯛である。55cmは超えているが60は・・・どうだろ。

きたーーーーっ!

さて、どうやって上げる?

ルアー用に玉網を組んでいたが、上の方に置いている。

竿を持ったまま登って行くとセットしていた尻手ロープがいっぱいで届かない。隙を見つけたお魚はバシャバシャとやっている。(待っとけ、待っとけよ) 

両手をいっぱいに伸ばして何とか玉網を取り、瀬際まで降りてお魚を慎重に掬った。S君といい勝負じゃない?

写メールを返す。『こっちも!』 

追加

 

しばらくアタリが遠退いていた。

しかし、9時前位から盛んに小型石物のアタリが出始める。

バフンウニは取られるばかりである。少しでもいいアタリの出るポイントを探して、投入位置をずらしていた。

小さいが本石が食った。11時前位か。

ガキも

 

ルアーをやったり、ジンガサを使ったりしながらいい潮が来るまで時間稼ぎをしていたが、一キロ用意したバフンウニが終了しそうだ。。

11:30 残る餌は8個くらい、勝負に出るとイシガキが食った。 

今日は幸運な一日だった。しゅーりょー

『福の神』のジンクスは続く。 


今日の瀬は平坦な場所がなく、お魚の写真を撮る事が出来ませんでした。

納竿後、ゆっくり撮影するつもりで早めに荷物を片付けたのですが、なぜか迎えの船も早く来て慌てて乗船する羽目になってしまいました。

写真は撮れず、昼飯も食えず、忘れ物まで・・・・・。おいおい、、、ですわ。

お魚はどちらも、僅かですが60オーバーでした。ラッキーーーッ!

童子のお魚S君のお魚

左が童子、右がS君の石鯛ですが、見た目では差が分かりませんね。

※この画像は春日丸から頂きました。
(撮影:船長嫁)

下関市・蓋井島瀬渡し 春日丸  083-286-5980

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